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我が國ではあまり注目されていないが、今年11月末、台湾では重要な選挙が行われる。

台北市長選挙だ。

台北市長を経て総統になった陳水扁や馬英九の例もあり、その結果には目が離せない。

特に今回は蔣経国の庶子を自称する蔣萬安が出馬している。蔣経国の日記によると彼は自分の子供ではないと明記しているし、蔣一族に政治に関わることを禁じているにも関わらず、今回の選挙に立候補した。

また彼は大陸とのつながりが強い人物でもあるようなので、今回の選挙にも大陸からの資金が投じられる臭いを感じる。蔣萬安は蔣一族から一族と見做されておらず不遇を囲っていたのだろう。そこに大陸が目を付けるのは彼らの伝統的にやり口とも相通じる。当選すれば当然次は総統選になる。そうすると武力を伴わず、中華人民共和国は中華民国を吸収する道が大きく開かれるだろう。我が國にとっても大きな危機が招来する可能性が高い。

彼は今回の三候補の中では背も高く顔もいい。しかし、台北市民の良識に期待するや大である。

今日もステキな1日を！