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あけましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になりました。

本年もよろしくお願いいたします。

令和2年は世の中は大陸由来の新型肺炎一色となりましたが、いかがお過ごしでしたでしょうか？

ボクは、この期間を「サナギ」の時期と位置付けておりました。

サナギとは幼虫が成虫になるにあたって、身体の構造を作り替える時期で生物學的には「変態」と位置付けられる時期となります。

令和2年は、自分の「死に方」を見つめ直し、理想の死に方を得るために、どのように生きるべきかを考えさえられ、すっかり忘れていた「心の価値」を思い出すことができた記憶に銘記されるべき年でありました。

まさに、「変態」の名に相応しい年となりました。

今年は、助け合うことはあっても、頼りすぎず、問題を誰かのせいにするのではなく、

　江戸時代の大阪商人がお上に頼らず、自分たちでインフラを整備したように、

　鎌倉末期の「悪党」と言われた武士たちが、雄々しく自らの未来を切り拓いたように、

自分自身が今できることを精一杯実行していきたいと思います。

今年も、変わらぬご指導、一層のご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

令和3年が全ての人にとって飛躍の年となりますように！

令和3年、皇紀2681年元旦

台北にて

小野浩史

追伸〜丑年に添えて

沈深牛の如く、両角の間に天球をいだいて立つ。

地を行きて走らず、企てて草卒ならず。

ついにはその為すべきを成す。

(高村光太郎「岩手の人」より)